CATEGORY

電車・タクシー・バスの怖い話

  • 2020年7月26日
  • 2020年7月26日

人の執念

千葉県 会社員 中本 修司(28)(仮名) 私が高校生だった時の体験談です。 その日は部活が長引き、帰宅がいつもより遅く、辺りはすっかり暗くなっていました。 自宅マンション手前の踏切が開くのを、自転車に乗って待っていたのですが、なかなか遮断機が上がりません。 しばらくすると、線路内の敷石の上をザクザクと走りながら、何やら大声で叫ぶ男性の声が聞こえてきました。 締まりっぱなしの遮断器の両サイドには、次第に大勢の人が集まって来て、心配そうに線路の中を覗いたり、口々に何かを話したりしています。 聞き耳を立てると、どうやら誰かが線路内に入り、電車に轢かれたらしい […]

  • 2020年7月23日

新しい能力

大阪府 会社員 大畑 遵憲(35)(仮名) 私の家の家族は、全員霊感があります。 父にも母にも、姉にも皆霊感があり、それは両親とも、先祖代々、ずっと受け継がれてきたのだそうです。 そのおかげで、行ってはいけない場所や、これから起きる事故などから身を守ることができたり、知人の病気が進行する前にアドバイスをしてあげたりできるので、割とありがたい能力だと思っていましたが、その反面、とても不便なこともあるのです。 霊感が強い人は、バイクや車の免許が取れません。 なぜなら運転中、突然霊が飛び出して来ても、生きている人との区別が付かず、周りから見れば何も無いところで […]

  • 2020年3月5日

電車ごっこ

東京都 会社員 岩田 晶子(24)(仮名) 去年の秋、とても変な夢を見ました。 朝、いつものように、家から歩いて最寄り駅へ向かっていた時のことです。 交差点で信号待ちをしていると、歩道の右側から『電車ごっこ』の列が来ました。 ロープの先頭には、いつも利用する鉄道会社の制服を着た運転士さんがいて、一番後ろには車掌さんらしき人がいますが、よく見ると警察官の制服を着ています。 『電車』が近付いて来て、私の目の前で停車すると、警察官の車掌さんが、肩口のマイクを手に取り 「各駅停車、○○霊園行きです。次の停車駅は○○病院前、○○病院前です」 とアナウンスをしました […]

  • 2019年10月24日
  • 2020年12月7日

もう一度

石川県 会社員 宍戸篤史(34)(仮名) 残業終わりのその日、間もなく迎える本格的な冬を前に、時折吹く冷たい風に身震いしながら、私は一人、しんと静まり返った駅のホームで電車を待っていました。 向かい側の下りホームには、私から見て右側に10人ほどの乗客がいました。 スマホの画面に目を落とし、電車の到着を待っていると、下りホームから、荒々しい男性の声と、それに混じって悲鳴のような女性の声が聞こえました。 私はケンカでも始まったのかと思い、声のする方へ目をやりました。 すると、大声で騒ぐ乗客から少し離れた、下りホームのちょうど中央あたりで、白っぽいコートを着た […]

  • 2019年9月11日
  • 2020年12月7日

乗車拒否

千葉県 タクシー運転手 藤木幸仁(55)(仮名) 「運転手さん。何か怖い話とか、ないですか?」 時々、お客さんにこんなことを聞かれると、長距離のお客さんの時だけ、私がまだ若かった頃の、こんな体験談をお話しするんです。 私が勤務しているタクシー会社では、ある程度売り上げが多いドライバーだけの特典として、出勤時間などを個人の裁量に任せてくれるシステムがありました。 自分で言うのもアレなんですが、その頃、社内のトップドライバーとして、何度も表彰されたことがあった私は、相番(あいばん:同じ車をシェアする同僚のこと)もナシで、いつでも自由に出勤OKで、そのことは私 […]