お姉ちゃんの部屋

長野県 高校生 丸山 佑輔(17)(仮名) 半年ほど前、友人Aの家に遊びに行った時の話です。 Aは、中学校からの同級生で、同じ市内の高校に進学してからも、良く一緒に遊びに行く仲でした。 小遣いがある時はカラオケに行ったりもしましたが、金欠になると、僕の家で過ごすことが多く、いつも他愛もない話で盛り上がっていました。 ある日の放課後のことです。 その日はたまたま、母の知り合いが僕の家に来る予定があり、お金もなかったので、遊ぶ場所に困っていると、珍しくAの方から 「じゃあ、ウチ来るか?」 と誘って来ました。 今まで僕は、Aの家に行ったことが一度も無かったので […]

白いヘルメット②

神奈川県 会社員 田原 リナ(21)(仮名) 3年前の夏のことです。 同棲していた彼は「ケンジ」と言う名前で、私とは中学校からの同級生でした。 中学卒業後、私は女子校、ケンジは男子校に進学したのですが、高1の夏頃に偶然再会したことから交際が始まり、高校を卒業して就職したのをきっかけに、県内のアパートで同棲することになりました。 そのアパートは、ケンジの友達のたまり場にもなっていて、特に、バイク好きのカズマ君とケイタロウ君は、毎週このアパートを起点にして、一緒にツーリングに出かけるのが習慣でした。 私は免許を持っていなかったので、いつも白いヘルメットを被っ […]

白いヘルメット①

神奈川県 会社員 松本 健二(21)(仮名) 3年前の夏のことです。 同棲していた彼女は「リナ」と言う名前で、私とは中学校からの同級生でした。 中学卒業後、私は男子校、リナは女子校に進学したのですが、高1の夏頃に偶然再会したことから交際が始まり、高校を卒業して就職したのをきっかけに、県内のアパートで同棲することになりました。 そのアパートは、私の友人のたまり場にもなっていて、特に、バイク好きのカズマとケイタロウは、毎週このアパートを起点にして、一緒にツーリングに出かけるのが習慣でした。 リナは免許を持っていなかったので、いつも白いヘルメットを被って、私の […]

親友の人形

神奈川県 会社員 水野 芳恵(34)(仮名) これは、疎遠だった親友の紗和子から、13年ぶりに連絡があった時に体験した、ちょっと気味の悪い話です。 紗和子とは高校からの付き合いで、社会人になってからもずっと、お互いが生活の一部のような存在でした。 彼女には、高校2年の頃から交際していた、8歳年上の彼がいたのですが、正直、私はその彼のことを、あまり良く思っていませんでした。 私達が20歳になる少し前、彼女から「妊娠している」と打ち明けられました。 もちろん、その彼との子供です。 ところが、そのことを彼に相談すると、あろうことか彼は行方不明になり、一切連絡が […]

電車ごっこ

東京都 会社員 岩田 晶子(24)(仮名) 去年の秋、とても変な夢を見ました。 朝、いつものように、家から歩いて最寄り駅へ向かっていた時のことです。 交差点で信号待ちをしていると、歩道の右側から『電車ごっこ』の列が来ました。 ロープの先頭には、いつも利用する鉄道会社の制服を着た運転士さんがいて、一番後ろには車掌さんらしき人がいますが、よく見ると警察官の制服を着ています。 『電車』が近付いて来て、私の目の前で停車すると、警察官の車掌さんが、肩口のマイクを手に取り 「各駅停車、○○霊園行きです。次の停車駅は○○病院前、○○病院前です」 とアナウンスをしました […]

修学旅行の夜

東京都 学生 尾下 仁(19)(仮名) この話をすると、聞いた人は皆、大爆笑するので、あまり話したくないのですが・・・。 僕にとっては、人生で一番怖い経験だったんです。 それは、高校2年生の秋のことでした。 ウチの高校では、高2の秋に修学旅行に行くのが慣例で、僕たちもその年、沖縄本島へ行くことになりました。 高2で沖縄ですよ!! テンションが上がらないハズがありません。 天候にも恵まれ、初日から友人たちと、ヘトヘトになるまで思い切り楽しみました。 宿泊予定の市内のホテルに着いたのは、夜7時を回った頃でした。 入浴と夕食を済ませ、4〜6人のグループごとに部 […]

ひな祭り

東京都 主婦 横山 陽菜(37)(仮名) 2年前の冬、以前から病気療養していた母が亡くなりました。 私は悲しみに暮れながら、家主を失った千葉の実家で、遺品の整理に追われていました。 思い出の品々を処分するのは本当に心が痛みましたが、私の家は都内の狭いマンションですので、すべてを引き取ることができなかったのです。 何でも捨てずにとっておく性格だった母の、たくさんの遺品の中でも、処分するのに一番困ったのが、雛人形でした。 今どき珍しい七段飾りの、それはそれは立派なものです。 私の誕生日が3月3日だったこともあり、まだ若かった両親が、かなり無理をして一人娘の私 […]

向こうの入り口

東京都 大学生 太田 武史(20)(仮名) それは、僕が高校2年生の夏のことでした。 あと1週間ほどで夏休みになろうかという頃、バイト代と親の援助も少し借りて、初めて中型のバイクを買ったんです。 中古のバイクでしたが、もう嬉しくて嬉しくて・・・ 学校に行っている時間と寝る時間以外は、ほとんどバイクに乗っているか、磨いているかのどちらかでした。 週に2日ほど、ガソリン代を稼ぐために、夜のファミレスでのアルバイトを続けていたのですが、この話は、その帰り道での体験談です。 その日もスピード違反の取り締まりが多い大通りは避けて、いつものルートでバイト先から自宅へ […]

オバケの城

東京都 自営業 岡本 明夫(52)(仮名) 今から40年以上前、私が小学校3年生だった時の話です。 昭和50年代前半。当時は都内でも、いわゆる「空き地」がそこかしこに点在していて、野球や虫取りなど、子どもたちの絶好の遊び場となっていました。 同じく「空き家」も多く、小学校の高学年から中学生くらいになると、「探検」と称して、今で言う肝試しのような遊びが流行っていました。 そして、何軒かの空き家の中でも、「オバケの城」と呼ばれる屋敷は、その見た目から別格の存在として君臨していました。 立派な門扉の奥には、腰の高さほどの雑草が生い茂る大きな庭があり、その向こう […]

免許合宿での出来事

新潟県 会社員 木原 伸幸(24)(仮名) 高校を卒業して、県内の運送会社に就職して、2年ちょっと経った頃です。 会社の業務命令で、中型車の免許を、隣県の合宿コースで取りに行くことになりました。 日程は7泊8日。 ちょっとした旅行気分で、それも会社の経費で行けるなんて! 正直、この会社に就職して本当に良かったと、心からうれしく思いました。 出発の日の朝、上司に挨拶を済ませ、電車とバスを乗り継ぎ、合宿所へと向かいました。 昼過ぎに到着した合宿所は、想像していたよりもずっと立派で、ちょっとしたホテルのような雰囲気でした。 すぐに入所手続きを済ませ、荷物を預け […]