• 2020年4月1日
  • 2020年4月2日

お姉ちゃんの部屋

長野県 高校生 丸山 佑輔(17)(仮名) 半年ほど前、友人Aの家に遊びに行った時の話です。 Aは、中学校からの同級生で、同じ市内の高校に進学してからも、良く一緒に遊びに行く仲でした。 小遣いがある時はカラオケに行ったりもしましたが、金欠になると、僕の家で過ごすことが多く、いつも他愛もない話で盛り上がっていました。 ある日の放課後のことです。 その日はたまたま、母の知り合いが僕の家に来る予定があり、お金もなかったので、遊ぶ場所に困っていると、珍しくAの方から 「じゃあ、ウチ来るか?」 と誘って来ました。 今まで僕は、Aの家に行ったことが一度も無かったので […]

  • 2020年3月31日

白いヘルメット②

神奈川県 会社員 田原 リナ(21)(仮名) 3年前の夏のことです。 同棲していた彼は「ケンジ」と言う名前で、私とは中学校からの同級生でした。 中学卒業後、私は女子校、ケンジは男子校に進学したのですが、高1の夏頃に偶然再会したことから交際が始まり、高校を卒業して就職したのをきっかけに、県内のアパートで同棲することになりました。 そのアパートは、ケンジの友達のたまり場にもなっていて、特に、バイク好きのカズマ君とケイタロウ君は、毎週このアパートを起点にして、一緒にツーリングに出かけるのが習慣でした。 私は免許を持っていなかったので、いつも白いヘルメットを被っ […]

  • 2020年3月31日

白いヘルメット①

神奈川県 会社員 松本 健二(21)(仮名) 3年前の夏のことです。 同棲していた彼女は「リナ」と言う名前で、私とは中学校からの同級生でした。 中学卒業後、私は男子校、リナは女子校に進学したのですが、高1の夏頃に偶然再会したことから交際が始まり、高校を卒業して就職したのをきっかけに、県内のアパートで同棲することになりました。 そのアパートは、私の友人のたまり場にもなっていて、特に、バイク好きのカズマとケイタロウは、毎週このアパートを起点にして、一緒にツーリングに出かけるのが習慣でした。 リナは免許を持っていなかったので、いつも白いヘルメットを被って、私の […]

  • 2020年3月14日
  • 2020年3月15日

親友の人形

神奈川県 会社員 水野 芳恵(34)(仮名) これは、疎遠だった親友の紗和子から、13年ぶりに連絡があった時に体験した、ちょっと気味の悪い話です。 紗和子とは高校からの付き合いで、社会人になってからもずっと、お互いが生活の一部のような存在でした。 彼女には、高校2年の頃から交際していた、8歳年上の彼がいたのですが、正直、私はその彼のことを、あまり良く思っていませんでした。 私達が20歳になる少し前、彼女から「妊娠している」と打ち明けられました。 もちろん、その彼との子供です。 ところが、そのことを彼に相談すると、あろうことか彼は行方不明になり、一切連絡が […]

  • 2020年3月5日

電車ごっこ

東京都 会社員 岩田 晶子(24)(仮名) 去年の秋、とても変な夢を見ました。 朝、いつものように、家から歩いて最寄り駅へ向かっていた時のことです。 交差点で信号待ちをしていると、歩道の右側から『電車ごっこ』の列が来ました。 ロープの先頭には、いつも利用する鉄道会社の制服を着た運転士さんがいて、一番後ろには車掌さんらしき人がいますが、よく見ると警察官の制服を着ています。 『電車』が近付いて来て、私の目の前で停車すると、警察官の車掌さんが、肩口のマイクを手に取り 「各駅停車、○○霊園行きです。次の停車駅は○○病院前、○○病院前です」 とアナウンスをしました […]

  • 2020年3月4日

修学旅行の夜

東京都 学生 尾下 仁(19)(仮名) この話をすると、聞いた人は皆、大爆笑するので、あまり話したくないのですが・・・。 僕にとっては、人生で一番怖い経験だったんです。 それは、高校2年生の秋のことでした。 ウチの高校では、高2の秋に修学旅行に行くのが慣例で、僕たちもその年、沖縄本島へ行くことになりました。 高2で沖縄ですよ!! テンションが上がらないハズがありません。 天候にも恵まれ、初日から友人たちと、ヘトヘトになるまで思い切り楽しみました。 宿泊予定の市内のホテルに着いたのは、夜7時を回った頃でした。 入浴と夕食を済ませ、4〜6人のグループごとに部 […]

  • 2020年2月21日

ひな祭り

東京都 主婦 横山 陽菜(37)(仮名) 2年前の冬、以前から病気療養していた母が亡くなりました。 私は悲しみに暮れながら、家主を失った千葉の実家で、遺品の整理に追われていました。 思い出の品々を処分するのは本当に心が痛みましたが、私の家は都内の狭いマンションですので、すべてを引き取ることができなかったのです。 何でも捨てずにとっておく性格だった母の、たくさんの遺品の中でも、処分するのに一番困ったのが、雛人形でした。 今どき珍しい七段飾りの、それはそれは立派なものです。 私の誕生日が3月3日だったこともあり、まだ若かった両親が、かなり無理をして一人娘の私 […]

  • 2020年2月14日
  • 2020年2月14日

向こうの入り口

東京都 大学生 太田 武史(20)(仮名) それは、僕が高校2年生の夏のことでした。 あと1週間ほどで夏休みになろうかという頃、バイト代と親の援助も少し借りて、初めて中型のバイクを買ったんです。 中古のバイクでしたが、もう嬉しくて嬉しくて・・・ 学校に行っている時間と寝る時間以外は、ほとんどバイクに乗っているか、磨いているかのどちらかでした。 週に2日ほど、ガソリン代を稼ぐために、夜のファミレスでのアルバイトを続けていたのですが、この話は、その帰り道での体験談です。 その日もスピード違反の取り締まりが多い大通りは避けて、いつものルートでバイト先から自宅へ […]

  • 2020年2月6日
  • 2020年2月14日

オバケの城

東京都 自営業 岡本 明夫(52)(仮名) 今から40年以上前、私が小学校3年生だった時の話です。 昭和50年代前半。当時は都内でも、いわゆる「空き地」がそこかしこに点在していて、野球や虫取りなど、子どもたちの絶好の遊び場となっていました。 同じく「空き家」も多く、小学校の高学年から中学生くらいになると、「探検」と称して、今で言う肝試しのような遊びが流行っていました。 そして、何軒かの空き家の中でも、「オバケの城」と呼ばれる屋敷は、その見た目から別格の存在として君臨していました。 立派な門扉の奥には、腰の高さほどの雑草が生い茂る大きな庭があり、その向こう […]

  • 2020年2月4日
  • 2020年12月7日

免許合宿での出来事

新潟県 会社員 木原 伸幸(24)(仮名) 高校を卒業して、県内の運送会社に就職して、2年ちょっと経った頃です。 会社の業務命令で、中型車の免許を、隣県の合宿コースで取りに行くことになりました。 日程は7泊8日。 ちょっとした旅行気分で、それも会社の経費で行けるなんて! 正直、この会社に就職して本当に良かったと、心からうれしく思いました。 出発の日の朝、上司に挨拶を済ませ、電車とバスを乗り継ぎ、合宿所へと向かいました。 昼過ぎに到着した合宿所は、想像していたよりもずっと立派で、ちょっとしたホテルのような雰囲気でした。 すぐに入所手続きを済ませ、荷物を預け […]

  • 2020年1月16日
  • 2020年1月22日

公園の女の子2

千葉県 大学生 坂上 修司(18)(仮名) これは、今年の夏に経験した、僕の不思議な体験談です。 大学が夏休みに入ってすぐ、僕は警備のアルバイトを始めました。 2日ほどの簡単な研修を受け、その翌日から早速、県内のアパート建設現場の警備に行くことになりました。 警備と言っても、住宅街の一角に建設中のアパートの前に立ち、通行人に口先だけの注意を促す、簡単な仕事です。 朝8時から1時間の休憩を挟んで夕方5時まで。 直行直帰で交通費ももらえて日当1万2千円は、人とのコミュニケーションがあまり得意でない僕にとって、ありがたいバイトでした。 昼休みになり、近くのコン […]

  • 2019年11月24日
  • 2020年12月7日

廃病院での出来事

栃木県 会社員 橋本 英治(39)(仮名) 今から20年近く前の話です。 友人A、B、Cと私の4人で、肝試しに行くことになりました。 この4人はいつもつるんでいる、悪友グループです。 行き先は、車で20分ほど走った先の、地元で有名な廃病院でした。 実は、私はそこへ行くのが3回目だったので、あまり気が進みませんでしたが、見渡す限りの山と田畑に囲まれたド田舎に住む、女っ気もない私達にとって、そこは格好の遊び場で、他に行く場所もなかったのです。 「元は精神病院だった」 「関東最大の廃病院」 「呪われた廃病院」 「秘密の地下室がある」 などなど、そこには様々な噂 […]

  • 2019年11月17日
  • 2020年12月7日

憑いて来ちゃった

東京都 学生 臼井 磨美(17)(仮名) 当時、私は父と母、6つ離れた弟と4人で、都内のマンションに住んでいました。 私が中学2年生になった頃、家が手狭になったということで、今のマンションから歩いて10分ほどの所に、新築で一軒家を建てて、そこに引っ越すことになりました。 それまで、私は弟と一緒の部屋だったので、引っ越したら自分専用の部屋ができることが何よりも嬉しく、引っ越しの日を指折り数えていました。 ある日、父と母が神妙な顔をして、リビングで何かをボソボソと話し合っていました。 私が「なぁに? 2人とも暗い顔して。どうしたの?」と尋ねると、新築工事がト […]

  • 2019年11月13日
  • 2020年12月7日

白い布

神奈川県 会社員 高橋 亮太(31)(仮名) これは、今から10年ほど前の話です。 当時、学生だった私は、高い時給に惹かれ、葬儀場でアルバイトをしていました。 葬儀場のバイトと言っても、私の仕事は机や椅子の用意など、主に会場のセッティングだけでしたので、直接ご遺体を見たり、関わったりすることはありませんでした。 その日、最後の式が終わり、片付けを済ませた後、帰路についたのは夜10時を回った頃でした。 家に着き、台所へ向かうと、テーブルの上に、母が用意してくれた夕飯が置かれていました。 夕飯をレンジで温め、冷蔵庫から飲み物を出そうとした時、疲れていたことも […]

  • 2019年11月4日
  • 2020年12月7日

ひとりかくれんぼ

福井県 会社員 伊藤 俊(34)(仮名) これは、今から10年以上前の話です。 当時、車の免許を取ったばかりの私は、週末になると、その頃付き合っていた彼女とドライブに行くのが習慣でした。 初めのうちは、夏場なら海に行ったり、それ以外の季節にはいわゆる観光名所に行っていましたが、次第にネタも尽き、いつの頃からか、雑誌やネットで探してきた心霊スポットに通うようになりました。 ただ、日帰りだと行ける範囲もある程度限られているので、毎週のように通っていれば、当然、すぐに行く場所も無くなります。 それに、心霊スポットと言っても、霊感も何もない2人が行ったところで、 […]

  • 2019年10月31日
  • 2020年12月7日

ハッピーハロウィーン

東京都 大学生 青木康夫(20)(仮名) サークルの友人5人と仮装して繰り出した渋谷での話です。 楽しげにはしゃぐ人混みの向こうに、ひとりポツンと佇む女性がいました。 行き交う人並みの合間に見える、薄汚れた白っぽい、季節感のない半袖のワンピース姿は、かなり異様な雰囲気でした。 顔の前にだらりと垂らした長い黒髪で、その表情を見ることはできませんでしたが、足元は何も履かず、裸足のように見えました。 ただ塗っただけ、被っただけ、着ただけの仮装と比べると、ハンパないクォリティーです。 私は一緒に来ていた友人に 「おい、あの娘見てみろよ。この寒いのに半袖、裸足だぜ […]

  • 2019年10月24日
  • 2020年12月7日

もう一度

石川県 会社員 宍戸篤史(34)(仮名) 残業終わりのその日、間もなく迎える本格的な冬を前に、時折吹く冷たい風に身震いしながら、私は一人、しんと静まり返った駅のホームで電車を待っていました。 向かい側の下りホームには、私から見て右側に10人ほどの乗客がいました。 スマホの画面に目を落とし、電車の到着を待っていると、下りホームから、荒々しい男性の声と、それに混じって悲鳴のような女性の声が聞こえました。 私はケンカでも始まったのかと思い、声のする方へ目をやりました。 すると、大声で騒ぐ乗客から少し離れた、下りホームのちょうど中央あたりで、白っぽいコートを着た […]

  • 2019年10月18日
  • 2020年12月7日

上下に挟まれた話

茨城県 会社員 金城達也(24)(仮名) 以前、俺が住んでいたマンションは、上の階と下の階から、毎日のように男女が言い争う声が聞こえてくる部屋だった。 建物の構造上、下からの声や物音は軽減されるので、多少は我慢もできるが、上からの騒音や怒鳴り声は、ちょっと厳しい。 昨日は土曜日で仕事が休みだったが、朝っぱらから上の階の言い争う声で起こされてしまった。 せっかくの休日に安眠を妨害され、虫の居所が悪かった俺は、マンションを管理している不動産屋に電話して、上の階の住民に注意してもらった。 事件があったのは、その翌日のことだった。 その日は日曜で仕事は休みだった […]

  • 2019年10月13日
  • 2020年12月7日

知らない歌

石川県 会社員 石井香織(29)(仮名) それは、今から3年ほど前の出来事です。 私は3歳の息子を持つ、シングルマザーです。 離婚の原因はさておき、子供との生活を少しでも安定させるため、私は離婚後すぐに県営住宅への入居を申請しました。 ちょうどその頃、同じ市内で大規模な県営アパートが完成し、母子家庭の優遇措置があったおかげで、幸運にもすぐに入居することができました。 元々その土地は小学校の跡地で、戦前から続いてきた歴史ある小学校だったのですが、少子化の影響で廃校になったのだそうです。 私達の入居から数日後、お隣りと真上の部屋に、それぞれ引っ越して来たとい […]

  • 2019年10月3日
  • 2020年12月7日

怖い夢の話

M県 大学院生 結城美穂(22)(仮名) 当時、中学2年生で卒業準備委員だった私は、3年生の卒業式を翌週に控え、その準備に忙しい日々を送っていました。 お世話になった先輩たちに、少しでも喜んでもらえるよう、朝は早目に登校して、夕方は暗くなるまで頑張っていました。 連日の作業で疲れが溜まっていたのでしょうか、卒業式本番の5日前の日曜の夜、とてもリアルで、恐ろしい夢を見ました。 夢の中の私は、いつものように卒業式の準備のため、少し早起きして朝食のシリアルを手に取ろうとしたのですが、上手く取れません。 「あれ? おかしいな?」 そこで自分の手をみると、左右の腕 […]