本日のおすすめ怪談
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女性・女の子の怖い話
睨み続ける女
東京都 会社員 佐々木雄大(26)(仮名) 私が大学生だった時の話です。 北海道の田舎から、憧れの東京の大学になんとか合格し、都会的で洗練された綺麗系の彼女を作って楽しい大学性生活、いや、大学生生活を夢見ていた私ですが、寂しい春と、虚しい夏と、悲しい秋が過ぎ去って行きました。 ところが、大学1年の冬のことでした。 インス… -
人形の怖い話
親友の人形
神奈川県 会社員 水野 芳恵(34)(仮名) これは、疎遠だった親友の紗和子から、13年ぶりに連絡があった時に体験した、ちょっと気味の悪い話です。 紗和子とは高校からの付き合いで、社会人になってからもずっと、お互いが生活の一部のような存在でした。 彼女には、高校2年の頃から交際していた、8歳年上の彼がいたのですが、正直、… -
女性・女の子の怖い話
もう一度
石川県 会社員 宍戸篤史(34)(仮名) 残業終わりのその日、間もなく迎える本格的な冬を前に、時折吹く冷たい風に身震いしながら、私は一人、しんと静まり返った駅のホームで電車を待っていました。 向かい側の下りホームには、私から見て右側に10人ほどの乗客がいました。 スマホの画面に目を落とし、電車の到着を待っていると、下りホ… -
病院の怖い話
生存率
栃木県 会社員 恩田隼人(54)(仮名) 「ステージ4ですね。5年生存率は5%ほどです。」 医者に事務的に告げられたのは、42歳の春でした。 忙しさを理由に、のらりくらりと健康診断をサボってきた私は、去年の冬、とうとう会社の上司に叱責され、イヤイヤ検診を受けたのですが、異常が認められたため、再検査となったのです。 様々な… -
事件・事故の怖い話
電車ごっこ
東京都 会社員 岩田 晶子(24)(仮名) 去年の秋、とても変な夢を見ました。 朝、いつものように、家から歩いて最寄り駅へ向かっていた時のことです。 交差点で信号待ちをしていると、歩道の右側から『電車ごっこ』の列が来ました。 ロープの先頭には、いつも利用する鉄道会社の制服を着た運転士さんがいて、一番後ろには車掌さんらしき人… -
廃墟・心霊スポットの怖い話
兄の遺品
福岡県 会社員 遠藤慶次(33)(仮名) 私には7歳年の離れた兄がいました。 今から20年前のことです。 私が中学生だった頃、年の離れた兄は、すでに社会人になっていました。 兄はちょっとヤンチャで、自分で働いて買ったバイクや車を乗り回し、仲間内でもリーダー格で、その姿は私にとって、憧れの存在でもありました。 そんな兄がある日… -
人形の怖い話
人形からのメッセージ 【前編】
東京都 会社員 西槇由実(26)(仮名) 就職を機に上京し、一人暮らしのマンションでの初めての冬が、まもなく終わりを告げようとしていた頃の体験です。 その頃の私は、厳しい社会の洗礼のおかげで、学生気分はとっくに消え失せ、初めて迎える年度末の決算を目前に控え、連日の残業でヘトヘトの毎日を送っていました。 その日、いつものよ… -
廃墟・心霊スポットの怖い話
とても後悔した話
S県 会社員 上原高志(22)(仮名) 私は今、とても後悔しています。 県内で有名な心霊スポットと呼ばれる場所に、友人のヒロキ(仮名)と車で遊びに行ったのは、去年の夏のことでした。 現地に着いて、森の中の細い山道を歩くと、小さな祠や石碑があり、2人はその雰囲気を楽しんだ後、深夜2時過ぎに自宅へ戻りました。 その翌日から、体… -
仕事・アルバイトの怖い話
床の記憶
富山県 建築士 河辺雅彦(53)(仮名) ある日、私の設計事務所に、若いご夫婦がお見えになりました。 お話を伺うと、ご主人のご両親から相続した土地に、新居を構えたいとのこと。 土地代がかからないとは言え、若いご夫婦でしたので、限られた予算内での設計は、私にとって腕の見せ所になる仕事でした。 依頼主のAさんご夫婦は、ノスタル… -
仕事・アルバイトの怖い話
11番テーブル
某県 短大生 伊豆川由紀(19)(仮名) 私が高校生の時、バイトしていたレストランでの、不思議なお話です。 そのレストランには、誰にも座らせない、4人がけの席がありました。 入り口を入って一番右奥の11番テーブルです。 毎週水曜日の夕方3時頃になると、誰もいないはずの11番テーブルのコードレスチャイム(ピンポン)が鳴りま… -
日常生活の怖い話
お祝い(裏)
*このお話は<お祝い(表)>を先にお読み頂くと、より一層お楽しみ頂けます。 埼玉県 会社員 横澤 翔(36)(仮名) 当時、私は職場の後輩女性Aさんと交際していました。 特に「社内恋愛禁止」ということもなかったのですが、私としてはそれを同僚に知られるのが嫌で、Aさんとも2人のことは社内的には内密に、ということにしていました。… -
学校の怖い話
ショウジ君
東京都 高校生 清水 誠(17)(仮名) 僕が小学生だった時の話です。 両親と僕の家族3人は、毎年、祖父母の住む岡山の田舎に帰省するのが恒例行事でした。 確か小学3年生の夏休みのことでした。 父の夏休みに合わせて、その年も家族3人で、1週間ほど祖父母の家に遊びに行くことになりました。 祖父母の家は岡山の山奥にあり、近くにき…