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公園の怖い話

  • 2021年3月31日
  • 2021年3月31日

何が満開?

静岡県 主婦 遠藤美里(31) 2歳になったばかりの娘は、覚束ない足取りながらも少し走れるようになり、外遊びが楽しくて仕方がない年頃でした。 それに最近では語彙も多くなり、私の言葉やテレビで見聞きしたセリフを真似するようになりました。 いわゆるかわいい盛りの娘と、そんな小さな幸せを噛み締めながらの生活を送っていたある日のことです。 テレビのニュースで、桜前線が次第に北上してきて、関西方面では「桜が満開だ」というニュースが流れていたのを聞いた娘が 「ママ! シャクラがマンタイよ!!」 と教えてくれたので、翌日、近所の公園にお散歩がてら、桜を見に行くことにし […]

  • 2020年8月7日

砂遊び

群馬県 会社員 斉藤 利明(23)(仮名) それは私が小学校に上がる前ですから、多分5歳くらいの時の体験談です。 その日は朝からとても暑かったのを覚えています。 家の中で遊ぶ事に飽きた私は、母にねだって、近所の公園に連れて行ってもらいました。 平日の午前中なら、その公園に行けば1人や2人は、いつも一緒に遊ぶ友達がいるはずです。 その日もやはり、一番仲良しで同い年のケイタロウ君が、先に滑り台で遊んでいました。 公園内の遊具でひとしきり遊んだ後、2人で一緒に砂場へと向かいました。 今日は今までで一番大きな砂山を作ろうという事になり、体中砂だらけになりながら、 […]

  • 2020年7月29日

くにゃくにゃの女の子

静岡県 フリーター 宇梶 佑美(21)(仮名) その日の夕方、私はいつものように、バイト終わりに家の近所の公園のベンチでくつろいでいました。 天気が良く、暑くも寒くもなく快適なこの時期に、夕方から暗くなるまで、スマホで漫画を読みながらゆっくり過ごすのが、私にとって至福のルーティンでした。 まだ明るい時間帯に子供たちがはしゃぎ回る、賑やかな雰囲気も好きですが、ちょうど夕食の時間帯になり、少しずつ人が減って行き、日が傾くにつれて次第に静かになっていく雰囲気が、私の一番のお気に入りでした。 その日、最後まで公園の中にいたのは、私と1組の親子だけでした。 母親と […]

  • 2020年1月16日
  • 2020年1月22日

公園の女の子2

千葉県 大学生 坂上 修司(18)(仮名) これは、今年の夏に経験した、僕の不思議な体験談です。 大学が夏休みに入ってすぐ、僕は警備のアルバイトを始めました。 2日ほどの簡単な研修を受け、その翌日から早速、県内のアパート建設現場の警備に行くことになりました。 警備と言っても、住宅街の一角に建設中のアパートの前に立ち、通行人に口先だけの注意を促す、簡単な仕事です。 朝8時から1時間の休憩を挟んで夕方5時まで。 直行直帰で交通費ももらえて日当1万2千円は、人とのコミュニケーションがあまり得意でない僕にとって、ありがたいバイトでした。 昼休みになり、近くのコン […]

  • 2019年8月24日
  • 2020年12月7日

点滅する光

東京都 会社経営 Sさん(44) 今から4年前の話です。 当時私は、飲食店を経営していたのですが、2店舗目の出店で失敗し、借金を作り、半年ほどの間、ホームレス生活を経験しました。 住む場所を失ってからしばらくは泊まる場所もありましたが、貯金を切り崩しながらの生活は、そう長続きしません。 宿泊場所のホテルはすぐに安宿へとグレードダウンし、さらにサウナから漫画喫茶へと変わり、それでもあっという間に貯金は底をつき、1ヶ月ほどたった頃には、ついに都内のとある公園で、人目を避けながら寝泊まりするようになりました。 「俺も落ちるところまで落ちたな・・・」 半ば諦めに […]

  • 2016年9月29日
  • 2020年12月7日

探し物

東京都 会社員 吉田仁美(28)(仮名) 今から2年くらい前の話です。 その日は高校の同窓会があり、久しぶりの旧友との再会で、皆、かなり盛り上がり、帰りの電車は終電ギリギリになってしまいました。 私の家は、最寄りの駅から徒歩20分ほどかかるため、帰りの時間が遅くなると、いつも駅からタクシーを拾って帰っていたのですが、その日はどういうわけか、客待ちのタクシーが1台もいませんでした。 大通り沿いの歩道を選んで歩けば車の通りも多く、途中コンビニなどもあり、決して真っ暗で怖いようなところはありません。 そこで私は酔い覚ましに、家まで歩いて帰ることにしました。 家 […]

  • 2016年9月3日
  • 2020年12月7日

公園の女の子

埼玉県 保育士 荒井美佳(26)(仮名) 当時、私は保育士になるため、大学に通っていました。 大学は駅から徒歩10分ほどで、途中にある小さな公園を斜めに抜ければ、少しだけ近道ができます。 ただ、建物と植栽に挟まれたその公園は昼間でも薄暗く、とても陰気で、以前、焼身自殺があったとか、夜は痴漢が出るといった噂もありました。 その上、園内の遊具も、駅側の入り口を入って右奥の死角に、赤いブランコがポツンと2つあるだけで、子供が遊んでいる姿など、ほとんど見たことがありませんでした。 だから私も、その公園を抜けるのは、どうしても講義に遅刻しそうな昼間だけ。そう決めて […]