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土地・不動産の怖い話

  • 2020年7月31日

猫屋敷

※この怪談には一部刺激的な表現が使用されています。閲覧の際はご注意ください。 埼玉県 会社員 小野 昭仁(31)(仮名) 結婚して3年ほど経った頃、中古の一軒家を買った。 「不動産に掘り出し物無し」と聞いた事があるが、この物件は破格だ。 そのため、いわゆる事故物件なのではないかと疑い、ネットで調べたのだが、そういった情報はない。 それどころか、フル・リフォーム済みの家は木の香りがして、最新の設備も整い、とても快適だった。 ところが、1ヶ月もすると、何か変な臭いがするようになった。 だが、どこを探しても、発生源がわからない。 ちょうどその頃、近所のおばさん […]

  • 2020年2月6日
  • 2020年2月14日

オバケの城

東京都 自営業 岡本 明夫(52)(仮名) 今から40年以上前、私が小学校3年生だった時の話です。 昭和50年代前半。当時は都内でも、いわゆる「空き地」がそこかしこに点在していて、野球や虫取りなど、子どもたちの絶好の遊び場となっていました。 同じく「空き家」も多く、小学校の高学年から中学生くらいになると、「探検」と称して、今で言う肝試しのような遊びが流行っていました。 そして、何軒かの空き家の中でも、「オバケの城」と呼ばれる屋敷は、その見た目から別格の存在として君臨していました。 立派な門扉の奥には、腰の高さほどの雑草が生い茂る大きな庭があり、その向こう […]

  • 2019年9月21日
  • 2020年12月7日

受け継ぐもの

東京都 自営業 佐藤瑛太(47)(仮名) 私の家は、曽祖父の代から続く地主です。 そう言うと羽振りが良さそうに聞こえるかも知れませんが、社長である私の父はあまり商売が得意ではありませんでした。 父は新しく事業を始めるたびに借金を増やし、それを精算するために、都内にあった土地を少しずつ切り売りしてきました。 その結果、最終的に残ったのは自宅の敷地と、少し離れたところに120坪、台数にして15台分ほどのコインパーキングを営む土地だけになってしまいました。 それでも特に貧乏というわけではなく、その上私は一人っ子ですので、随分と甘やかされて育ってきましたから、む […]