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不思議

学校の怪談

東京都 保育士 杉田 恵子(24)(仮名) 皆さんの学校にも、いわゆる「学校の怪談」ってありませんでしたか? 「トイレの花子さん」とか「動き出す理科室の人体模型」とか「夜中に鳴り響く音楽室のピアノ」とか・・・ 子供の想像力って、本当に無限ですよね。 私の通っていた小学校には、「4年生にだけ見える幽霊」という話がありました。 あくまで「ウワサ」でしたので、それが具体的にどんな幽霊なのかは、話す人によってまちまちで、上級生を含 […]

ウソつきみっちゃん

山梨県 主婦 藤野 伊依(33)(仮名) 私が小学4年生の時、美知子ちゃんという女の子が転校して来ました。 初めのうちは、割と皆んなの中に溶け込んで、私も仲が良かったのですが、しばらくすると、彼女の変わった「癖」のせいで、クラスの皆んなから距離を置かれる様になって来ました。 彼女の「癖」とは、「私には普通の人には見えないものが見えるの」と言うアピールでした。 私の友人は「この世に生まれなかったお兄さんが一緒にいるよ」と言わ […]

お姉ちゃんの部屋

長野県 高校生 丸山 佑輔(17)(仮名) 半年ほど前、友人Aの家に遊びに行った時の話です。 Aは、中学校からの同級生で、同じ市内の高校に進学してからも、良く一緒に遊びに行く仲でした。 小遣いがある時はカラオケに行ったりもしましたが、金欠になると、僕の家で過ごすことが多く、いつも他愛もない話で盛り上がっていました。 ある日の放課後のことです。 その日はたまたま、母の知り合いが僕の家に来る予定があり、お金もなかったので、遊ぶ […]

親友の人形

神奈川県 会社員 水野 芳恵(34)(仮名) これは、疎遠だった親友の紗和子から、13年ぶりに連絡があった時に体験した、ちょっと気味の悪い話です。 紗和子とは高校からの付き合いで、社会人になってからもずっと、お互いが生活の一部のような存在でした。 彼女には、高校2年の頃から交際していた、8歳年上の彼がいたのですが、正直、私はその彼のことを、あまり良く思っていませんでした。 私達が20歳になる少し前、彼女から「妊娠している」 […]

電車ごっこ

東京都 会社員 岩田 晶子(24)(仮名) 去年の秋、とても変な夢を見ました。 朝、いつものように、家から歩いて最寄り駅へ向かっていた時のことです。 交差点で信号待ちをしていると、歩道の右側から『電車ごっこ』の列が来ました。 ロープの先頭には、いつも利用する鉄道会社の制服を着た運転士さんがいて、一番後ろには車掌さんらしき人がいますが、よく見ると警察官の制服を着ています。 『電車』が近付いて来て、私の目の前で停車すると、警察 […]

ひな祭り

東京都 主婦 横山 陽菜(37)(仮名) 2年前の冬、以前から病気療養していた母が亡くなりました。 私は悲しみに暮れながら、家主を失った千葉の実家で、遺品の整理に追われていました。 思い出の品々を処分するのは本当に心が痛みましたが、私の家は都内の狭いマンションですので、すべてを引き取ることができなかったのです。 何でも捨てずにとっておく性格だった母の、たくさんの遺品の中でも、処分するのに一番困ったのが、雛人形でした。 今ど […]

向こうの入り口

東京都 大学生 太田 武史(20)(仮名) それは、僕が高校2年生の夏のことでした。 あと1週間ほどで夏休みになろうかという頃、バイト代と親の援助も少し借りて、初めて中型のバイクを買ったんです。 中古のバイクでしたが、もう嬉しくて嬉しくて・・・ 学校に行っている時間と寝る時間以外は、ほとんどバイクに乗っているか、磨いているかのどちらかでした。 週に2日ほど、ガソリン代を稼ぐために、夜のファミレスでのアルバイトを続けていたの […]

オバケの城

東京都 自営業 岡本 明夫(52)(仮名) 今から40年以上前、私が小学校3年生だった時の話です。 昭和50年代前半。当時は都内でも、いわゆる「空き地」がそこかしこに点在していて、野球や虫取りなど、子どもたちの絶好の遊び場となっていました。 同じく「空き家」も多く、小学校の高学年から中学生くらいになると、「探検」と称して、今で言う肝試しのような遊びが流行っていました。 そして、何軒かの空き家の中でも、「オバケの城」と呼ばれ […]

白い布

神奈川県 会社員 高橋 亮太(31)(仮名) これは、今から10年ほど前の話です。 当時、学生だった私は、高い時給に惹かれ、葬儀場でアルバイトをしていました。 葬儀場のバイトと言っても、私の仕事は机や椅子の用意など、主に会場のセッティングだけでしたので、直接ご遺体を見たり、関わったりすることはありませんでした。 その日、最後の式が終わり、片付けを済ませた後、帰路についたのは夜10時を回った頃でした。 家に着き、台所へ向かう […]

知らない歌

石川県 会社員 石井香織(29)(仮名) それは、今から3年ほど前の出来事です。 私は3歳の息子を持つ、シングルマザーです。 離婚の原因はさておき、子供との生活を少しでも安定させるため、私は離婚後すぐに県営住宅への入居を申請しました。 ちょうどその頃、同じ市内で大規模な県営アパートが完成し、母子家庭の優遇措置があったおかげで、幸運にもすぐに入居することができました。 元々その土地は小学校の跡地で、戦前から続いてきた歴史ある […]